私たちの考え
人は生まれ育った地域や国の気候・風土に順応し、成長の過程でそこの伝統・文化に大きな影響を受けます。それゆえ、国や地元地域の良き伝統や文化を重んじて、後世に受け継ぐことが大事であるという考え方は世界共通だと言えましょう。佛所護念会でも、法華経の信仰を実践して広めていく上で、それぞれの国・地域での良い伝統や文化を大切にしていくべきだと考えています。 日本を例にとると、次のような考え方を持ち、取り組みを行っています。
皇室
日本の皇室は、建国以来歴代天皇百二十五代にわたり連綿と護持されてきた、世界中でも他に類を見ない歴史と伝統を有しています。近年、皇室および歴代の天皇が、ひたすら国と国民の安寧を願って、政治、文化、社会に対して与えてきた影響や、果たして来た役割に対する国民の理解や関心が薄れていっているように思えます。そこで教団としては、日本国家の安泰にとって皇室は不可欠であり、建国以来皇室が育み、守り続けてきた日本の伝統、文化を保ち、広く後世に伝えていくことを、決して疎かにしてはいけない、と考えています。毎年の建国記念の祝賀行事や、平成二十一年に行われた天皇陛下御在位二十年慶祝行事には、教団が加盟する日本会議や、神社庁と連携して多くの会員が参加し、運営に協力しています。伊勢神宮
皇室の祖神であり日本人の総氏神とも言われる「天照大御神」をお祭りする神宮(伊勢神宮)。日本人として、神宮を心から崇敬することが大事であると考えています。また、法華経の広宣流布に身命を捧げられた日蓮聖人は、百日間の水垢離と神宮への日参の後、立教開宗を誓われたという故事があります。そこで、教団では毎年一月から三月にかけて、会員代表による参拝を行い、国家安泰と皇室の弥栄を祈念し広宣流布を誓っています。さらに、二十年に一度社殿を造り替えてご神体をお遷しする「式年遷宮」は、神宮にとって最も重要な大祭であり、同時に日本古来の伝統と文化を次代に継承し保持していくための知恵を結集し、日本人の徳性を象徴する行事と言えます。教団では、昭和三十八年に初めて御遷宮資金を献納して以降、第六十回(昭和四十八年)、第六十一回(平成五年)そして第六十二回(平成二十五年)の式年遷宮に際して、広く会員に御遷宮への奉賛協力を呼びかけています。
